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僕らのポートフォリオ展2020

学生有志の展示会

「僕らのポートフォリオ展」通称「僕ポ」は、昨年度で8年目となるデザイン・クリエイティブ系の学生のポートフォリオ(作品集)を集めた学生有志の展示会。

私は主に株式会社SPACEとの什器の共同開発、展示空間​の分野に携わった。

​僕ポ2020

第一回会期 : 2020年3月4日(水)〜3月8日(日)

      @エスプラナードギャラリー

第二回会期 : 2020年3月13日(金)〜3月15日(日)

      @長者町コットンビル​

2020年は僕ポ史上初の2つの会場で開催。

8日間の開催で350名を超える来場者数。

​令和になって初の開催ということもあり、新しいことに挑戦していこうという目標があった。コロナの影響で中止になってしまった企画もあったが、2つの会場での開催、テーマカラーの挑戦的な選択など受け継いだものを発展させて展示会を開催することができた。

​「拡がり」

昨年度の展示会のテーマは「拡がり」。「拡」という漢字には小さかったものが大きくなる、範囲・規模を大きくするという意味がある。一点から拡がっていく波紋のように、この展示会を中心として交流や人脈が自然と拡がっていってほしい。また、各学生の世界や視野を拡げられる存在になりたい。そんな想いからこのテーマに決定した。

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什器/看板共同開発

僕ポ × 株式会社SPACE

株式会社SPACE様にご協力いただき、共同開発という形で什器と看板を制作。什器は既存のものに加え、ポートフォリオの展示台となる2段目及び、入り口に設置した看板を制作本部にて制作していただいた。​打ち合わせから制作に至るまで、約半年に渡ったプロジェクトだった。

什器コンセプト

「ポートフォリオをより良く魅せること」を重点的に考え、制作した。什器の仕切りをなくし、幅に捉われず自由にポートフォリオを展示することができること、背中部分に角度をつけることでポートフォリオの形が崩れることを防ぎ、見る人が手にとりやすくしたことなど多くのこだわりが詰まっている。​また、昨年度は2つの会場での開催ということもあり、分解や組み立てのしやすさ、

移動のしやすさなども考えられている。

什器デザイン案

どのようにしたらポートフォリオに主役感を出せるか、オリジナリティを引き出せるかなどを検討した。スチールパイプやアクリル板といった異素材を組み合わせたものやイーゼル型など多岐に渡るデザイン案が出た。

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展示空間

エスプラナードギャラリー/長者町コットンビル

ギャラリーの方との打ち合わせや設備の確認、清掃など多くの準備をした。「ポートフォリオを快適に見ていただく」を目標に、展示計画だけでなくギャラリーの見え方の細部までこだわった。

エスプラナードギャラリー

​「来場者の導線」「来場者のアクション」「2階への誘導」この3つにフォーカスした。前年度の反省も踏まえ、客観的に考え、配置した。

 

キャプションのデザインやポートフォリオの並び順、配置バランスなど全て計算されたもの。また、2階の展示室では僕ポの歴史と運営メンバーの紹介パネルを展示。昨年で8年目となるこの展示会を歴代のメインビジュアルと共に振り返り、そして今回の運営メンバーを知っていただきたい。そんな思いで制作。

長者町コットンビル

「街ゆく人の興味を引く」「空間を立体的に使う」この2つにフォーカスした。初の開催となったこの会場は、エスプラナードギャラリー様とは広さが2倍ほど違い、展示計画にとても苦労した。当初の計画では、この会場では什器を1段で使うことができるように什器を設計していた。

当初の展示計画から大きく変え、什器を2段で構成することで企画展示を立体的に配置することができた。また、入って右面には運営メンバーの紹介の他に、1年間の活動年表をメンバーの手描きで作成した。さらに、来場者参加型のアンケートも行った。会期が進むにつれて、展示を進化させることができ、よかった。

​その他活動

昨年度は他にエスプラナードギャラリー近くにある円頓寺商店街を題材としたイベントを開催した。円頓寺商店街の店舗を独自で取材しオリジナルマップを制作した。紙やデザインにこだわり、とても好評だった。

他にも出展者を交えたエンディングパーティを行った。新型コロナウイルスの影響でオープニングパーティを行うことができなかったが、少しでも出展者同士のつながりが拡がるよう開催した。

​僕ポを通して運営メンバー、他大学の芸大生、企業の方々、円頓寺商店街の方々などたくさんの人とのつながりを拡げることができた。人と触れ合うことで得るものがたくさんあり、とても成長できた半年間だった。

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